ワインの葡萄(ぶどう)の品種とその特徴【簡単な図ですぐに覚える!】

ワインは、ブドウの種類や産地、醸造方法などによってさまざまな味わいや香りを楽しむことができます。

ワインに使用されるブドウは、赤ワイン用と白ワイン用に分けられ、それぞれに代表的な品種があります。

この記事では、ワインに使われるブドウの品種の中から、赤ワイン用と白ワイン用に各5種類ずつ、計10種類を紹介します。

それぞれの品種の特徴や産地、ワインの味わいなどを解説しますので、ワイン選びの参考にしてください。

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目次

赤ワイン用ブドウ品種

赤ワイン用ブドウ品種として、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラーを紹介します。

赤ワイン用ブドウ品種1:カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨンは、世界で最も人気の高い赤ワイン用品種です。

フランスのボルドー地方が原産ですが、適応力が高く、アメリカ、チリ、オーストラリアなど世界各地で栽培されています。

ブドウの特徴は、小ぶりの房、小粒の実、厚い皮、大きな種です。

カシスやベリー、ミントの香りと凝縮した果実味、しっかりした酸味・渋味のワインに仕上がります。

若いうちはタンニンが強めですが、熟成させるとまろやかな味わいになります。

他の品種とのブレンドにもよく用いられます。

赤ワイン用ブドウ品種:メルロー

メルローは、カベルネ・ソーヴィニヨンに次ぐ人気を誇る赤ワイン用品種です。

フランスのボルドー地方が原産ですが、比較的丈夫なため、イタリア、スペイン、アメリカ、チリなど世界各地で栽培されています。

ブドウの特徴は、房は大きめで、薄い皮に包まれた実の大きさは中程度です。

ベリーやチェリーの香りを持ち、酸味と渋みがまろやか、ふっくらした果実味のワインになります。

やさしい味わいなので、ワイン初心者にもおすすめです。

カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドにもよく用いられます。

赤ワイン用ブドウ品種3:ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、フランスのブルゴーニュ地方で誕生した品種です。

世界各地で栽培されていますが、イタリアではピノ・ネロ、ドイツではシュペート・ブルグンダー、オーストリアではブラウアー・ブルグンダーと呼び名が変わります。

ブドウの特徴は、房は小ぶり、中程度の粒で皮は薄めです。

ワインの特徴は、ベリーやチェリー、バラ、スパイスの香り、ほどよい酸味、繊細な味わいです。

テロワールを反映しやすいという特徴もあります。熟成すると複雑な風味になります。

赤ワイン用ブドウ品種4:シラー

シラーは、フランス北部のローヌ地方で誕生した品種です。

主な産地はローヌ地方とオーストラリアですが、ニューワールドでもシラーズの名で呼ばれています。

ブドウの特徴は、中程度の房で小粒、厚めの皮です。

ワインの特徴は、地域によって味わいが異なります。

ローヌ地方のものはブラックベリー、ブラックペッパーの香りを持つスパイシーでコクのあるワインに、オーストラリアのものは花やハーブの香りを持つ、果実味が豊かで濃厚なワインになります。

他の品種とのブレンドにもよく用いられます。

赤ワイン用ブドウ品種5:サンジョベーゼ

サンジョベーゼは、イタリアで最も栽培面積の多い赤ワイン用品種です。

中央イタリアのトスカーナ州が主産地で、イタリアで最も有名なワインの一つであるキャンティをはじめ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノやヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノなどが生産されます。

ブドウの特徴は、果皮の色の違いを含め数多くの亜種を持ちます。

ワインの特徴は、酸味と渋みが強く、チェリーやプラム、レザー、トマトなどの香りを持ちます。

他の品種とのブレンドにもよく用いられます。

白ワイン用ブドウ品種

白ワイン用ブドウ品種としてシャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、ゲヴュルツトラミネールを紹介します。

白ワイン用ブドウ品種1:シャルドネ

シャルドネは、白ワイン用の代表品種です。

発祥はフランスのブルゴーニュ地方ですが、適応力が強くどこで栽培しても品質が高いため、イタリア、スペイン、アメリカ、チリ、オーストラリアなど多くの銘醸地があります。

ブドウの特徴は、房は小ぶりで、中程度の粒、薄い皮です。ワインの香りは冷涼な地では柑橘系ですが、温暖な地ではトロピカルフルーツの香りに変化します。

ニュートラルな味わいで際立った特徴がないため、テロワールを反映しやすく、醸造者の個性を出しやすいブドウです。

オーク樽で熟成させるとバニラやバターの香りが加わります。

白ワイン用ブドウ品種2:リースリング

リースリングは、ドイツを代表する白ワイン用品種です。

原産地はドイツのラインガウ地方ですが、フランス、オーストリア、アメリカなどで栽培されています。

ブドウの特徴は、房は小ぶりで、小粒の実、厚い皮です。ワインの特徴は、リンゴや洋ナシ、白い花、ハチミツなどの香りが特徴です。

酸味が高く、甘口から辛口まで幅広いタイプがあります。

熟成すると石油や柑橘系の香りが加わります。貴腐ワインにも適した品種です。

白ワイン用ブドウ品種3:ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方やボルドー地方で栽培されている白ワイン用品種です。

ニュージーランドやチリなどのニューワールドでも人気があります。

ブドウの特徴は、房は小ぶりで、小粒の実、厚い皮です。ワインの特徴は、グレープフルーツやレモン、グーズベリー、ハーブ、草などの香りを持ち、酸味が高く、さわやかな味わいです。

オーク樽で熟成させるとトーストやバターの香りが加わります。

セミヨンとのブレンドにもよく用いられます。

白ワイン用ブドウ品種4:シュナン・ブラン

シュナン・ブランは、フランスのロワール地方で栽培されている白ワイン用品種です。

南アフリカやアメリカなどでも栽培されています。

ブドウの特徴は、房は大きめで、中程度の粒、薄い皮です。

ワインの特徴は、リンゴや洋ナシ、白い花、ハチミツ、ミネラルなどの香りを持ち、酸味が高く、辛口から甘口まで幅広いタイプがあります。

貴腐ワインにも適した品種です。

白ワイン用ブドウ品種5:ゲヴュルツトラミネール

ゲヴュルツトラミネールは、アルザス地方を代表する白ワイン用品種です。

ドイツやイタリアなどでも栽培されています。

ブドウの特徴は、房は小ぶりで、小粒の実、ピンク色の皮です。

ワインの特徴は、ローズやライチ、トロピカルフルーツ、スパイスなどの香りを持ち、甘みが高く、コクのある味わいです。辛い料理によく合います。

最後に

赤ワインと白ワインのブドウの品種の違いはいかがでしたでしょうか。

それぞれのブドウの品種に違いがあって、違いが分かるようになるとワインがもっと楽しくなるはずです。

ぜひ色々なブドウの品種を試してみてください。

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