SEO対策とは〜メリット、デメリットについて〜
SEO対策とは、検索エンジン(主にGoogle)で自分のWebサイトを上位表示させるために行う施策のことです。
SEO対策を行うことで、検索ユーザーに自分のサイトを見つけてもらいやすくなり、サイトへのアクセスやコンバージョンを増やすことができます。
SEO対策には、内部対策と外部対策の2種類があります。
内部対策とは、自分のサイト内のコンテンツや構造を改善することで、検索エンジンに正しく評価されるようにすることです。
外部対策とは、他のサイトからのリンクや口コミなどを増やすことで、検索エンジンに自分のサイトが信頼できると認められるようにすることです。
SEO対策を行うメリットとデメリットは、以下のようなものがあります。
また、SEO対策をする上で知っておくべきGoogleの評価基準ガイドラインの用語を紹介します。
メリット
- 検索流入が増える:検索結果で上位表示されると、より多くのユーザーが自分のサイトをクリックして訪問してくれます。検索流入は、無料で継続的に集められる貴重な集客チャネルです。
- ブランディングできる:検索結果で目立つ位置に表示されると、自分のサイトやブランドの認知度が高まります。ユーザーは、上位表示されるサイトに対して、信頼感や権威性を感じる傾向があります。
- 資産になる:検索エンジンに評価されるコンテンツは、長期的に価値を保ちます。一度作成したコンテンツが、何年もの間、検索ユーザーに役立つ情報として認められると、自分のサイトは資産として成長します。
- 広告費を抑制できる:検索エンジンに上位表示されると、同じキーワードで広告を出す必要がなくなります。広告は、効果があるものの、継続的に費用がかかります。SEO対策は、初期投資が必要ですが、その後は低コストで運用できます。
デメリット
- 成果が出るまでに時間がかかる:SEO対策は、即効性がありません。検索エンジンに評価されるまでには、数ヶ月から数年の時間が必要です。また、検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しているので、常に最新の情報に対応する必要があります。
- 競合との差別化が難しい:SEO対策は、多くのサイトが行っています。同じキーワードで上位表示を目指す場合、競合との差別化が難しくなります。ユーザーのニーズに応えるオリジナルのコンテンツや付加価値を提供することが重要です。
- ペナルティのリスクがある:SEO対策には、検索エンジンのガイドラインに沿った正しい方法と、ガイドラインに反した不正な方法があります。不正な方法を使って上位表示を狙うと、検索エンジンにペナルティを受けて、順位が下がったり、インデックスから削除されたりするリスクがあります。
E-E-A-T
EEATとは、Googleがウェブサイトやコンテンツの品質を評価するために用いる基準のことです。
EEATは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)の4つの要素から構成されています。
EEATのそれぞれの要素について、簡単に説明します。
- Experience(経験)とは、コンテンツ作成者が実際に体験したことに基づいて情報を提供しているかどうかを示します。例えば、商品のレビューを書く場合、実際に商品を使った人の方が信頼できる情報を提供できます。
- Expertise(専門性)とは、コンテンツ作成者がその分野に精通しているかどうかを示します。例えば、医療や法律などの専門的な分野のコンテンツは、資格や経歴を持つ人が書いた方が信頼できる情報になります。
- Authoritativeness(権威性)とは、コンテンツ作成者やウェブサイトがその分野で認められているかどうかを示します。例えば、他の専門家やインフルエンサーから引用されたり、評価されたりすることで、権威性が高まります。
- Trust(信頼性)とは、コンテンツやウェブサイトが正確で透明で安全であるかどうかを示します。例えば、コンテンツには著者や更新日などの情報を明記したり、ウェブサイトにはSSL化や問い合わせ先などの情報を提供したりすることで、信頼性が高まります。
EEATは、Googleの検索品質評価ガイドラインで詳しく説明されています。
このガイドラインは、Googleが雇った人間の評価者がウェブサイトやコンテンツの品質を判断するための基準となっています。
Googleの検索アルゴリズムは、このガイドラインに沿って、ユーザーにとって有益な情報を提供するウェブサイトやコンテンツを上位に表示するように努めています。
したがって、EEATを意識したウェブサイトやコンテンツを作成することは、SEOにおいて重要なことです。
特に、ユーザーのお金や生活に影響を与えるような分野のコンテンツは、YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれ、EEATの評価が厳しくなります。
例えば、医療や健康、金融や法律などの分野のコンテンツは、YMYLに該当します。
EEATは、Googleがユーザーにとって価値のある情報を提供するために重視している基準です。
ウェブサイトやコンテンツの品質を高めるためには、EEATの4つの要素を意識して作成することが大切です。
有効的なSEO対策13選
この記事では、基本的なSEO戦略に焦点を当て、ウェブサイトのランキング向上に向けた「13のSEO対策」のステップを参考サイトと共に紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
キーワードリサーチ
- 適切なキーワードの選定:検索ユーザーのニーズに合わせて、自分のサイトのテーマや目的に関連するキーワードを選びます。キーワードは、検索ボリュームや競合度などを考慮して、効果的なものを選びます。
- 競合分析と効果的なキーワードの組み合わせ
キーワードリサーチの代表的なツールとして「ラッコキワード」、Google広告の「キーワードプランナー」を活用しましょう。
https://related-keywords.com/メタタグの最適化
- タイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダータグの重要性:タイトルタグとメタディスクリプションは、検索結果に表示される自分のサイトの見出しと説明文です。タイトルタグとメタディスクリプションには、選んだキーワードを含めて、ユーザーにクリックさせるような魅力的な文言を書きます。
- キーワードの自然な組み込み方
メタタグ(meta tag)とは、HTML や XHTML で使用されるタグで、Web ページの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるために使用されます。
コンテンツの品質向上
- 価値あるコンテンツの提供
- キーワードを活用したコンテンツ戦略
価値あるコンテンツとはユーザーのニーズに沿った内容、ユーザーが検索した内容を回答できているかどうかになります。コンテンツには、選んだキーワードを適切に配置して、ユーザーに有益な情報や解決策を提供します。コンテンツは、定期的に更新して、最新の情報を反映させます。
ページの高速化
- ウェブサイトの読み込み速度の重要性
- 画像とコードの最適化
ウェブサイトの読み込みの数秒の違いが何十%の直帰率に繋がります。
画像やプラグイン等、適切に整理を行うことで読み込み速度が速くなります。
モバイルフレンドリーなデザイン
- レスポンシブデザインの採用
- モバイル検索における重要な要素
令和4年版、総務省の『情報通信白書』ではインターネットの利用率(個人)は82.9%となっており、端末別のインターネット利用率は「スマートフォン」68.5%が「パソコン」48.1%で20.4ポイント上回っています。
ウェブサイトのレスポンシブ対応はSEO対策では必須と言えるでしょう。
内部リンク戦略
- 適切な内部リンクの構築
- ユーザーと検索エンジンのためのナビゲーションの最適化
外部リンクの管理
- 信頼性のある外部リンクの取得
- バックリンクの重要性と品質の向上
外部リンク(被リンク)については数が多ければ良いわけではなく、良質なサイト、官公庁などのサイトなどからのリンクを受けると評価が上がります。
ソーシャルメディアとの連携
- ソーシャルメディアプラットフォームでのウェブサイトの共有
- ソーシャルシグナルのSEOへの影響
SSL証明書の導入
- ウェブサイトのセキュリティ向上
- 検索エンジンにおけるSSLの重要性
Google Search Consoleの活用
- インデックスへのサイトの提出と監視
- 検索アナリティクスの利用と改善
ユーザーエクスペリエンスの重視
- ナビゲーションの改善
- モバイルおよびデスクトップの利便性向上
ローカルSEOの最適化
- Google My Businessの活用
- 地域に特化したキーワードの活用
コンテンツの定期的な更新
- 新しい情報やトピックの追加
- 既存コンテンツの改善と最新化
最後に
これらの基本的なSEO戦略は、検索エンジンのアルゴリズムの変化にも対応できる柔軟性を持っています。
定期的なモニタリング、分析、改善を行い、ユーザーエクスペリエンスの向上にも注力することが、持続的な検索エンジンランキングの向上に繋がります。
コメント