映画のあのシーンは本当に起こりうるのか?科学的に検証してみた!

映画は私たちに夢や感動を与えてくれる素晴らしいエンターテイメントです。

しかし、映画の中には現実とはかけ離れたシーンや設定があることも事実です。

そこで、今回は映画の中のいくつかのシーンについて、科学的に検証してみることにしました。

果たして、映画のあのシーンは本当に起こりうるのでしょうか?

目次

1. タイタニックの最後のシーン

出典:Amazon

1997年に公開された大ヒット映画『タイタニック』。

この映画の最後のシーンでは、主人公のジャックとローズが氷の海に浮かぶ木の板にしがみついています。

しかし、木の板にはローズしか乗れず、ジャックは海に沈んでしまいます。

このシーンは多くの人の涙を誘いましたが、本当に木の板にはローズしか乗れなかったのでしょうか?

検証結果

実は、木の板にはジャックも乗れた可能性が高いです。木の板のサイズは約2m×1mで、重さは約80kgと推定されます。

一方、ジャックとローズの体重はそれぞれ約70kgと50kgと仮定しましょう。

すると、木の板に二人が乗った場合の重さは約200kgになります。

これは、木の板が水に浮くために必要な浮力よりも小さいです。つまり、木の板には二人が乗っても沈まないということです。

では、なぜ映画ではジャックは木の板に乗れなかったのでしょうか?

それは、木の板の形状や安定性の問題です。木の板は長方形で、中央に穴が開いています。

このため、木の板は片側に重心が偏りやすく、バランスを崩しやすいです。

また、木の板は水面に接する面積が小さく、揺れやすいです。

したがって、ジャックとローズが木の板に乗ろうとすると、木の板が傾いたり、回転したりして、二人を落としてしまう可能性が高いです。

しかし、これは木の板に乗る方法に工夫がなかったからです。

例えば、木の板を縦にして、ジャックとローズが両端に寝そべるようにすれば、重心が均等になり、安定性が増すでしょう。

また、木の板の下にロープやベルトなどを巻いて、水面に接する面積を増やすこともできます。

これらの方法を試せば、ジャックも木の板に乗って生き残ることができたかもしれません。

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2. インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説の冒頭のシーン

出典:Amazon

1984年に公開されたアドベンチャー映画『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。

この映画の冒頭のシーンでは、主人公のインディ・ジョーンズが南米のジャングルにある古代遺跡に潜入します。

そこで、彼は金の像を発見しますが、それを手に取ると、罠が作動して、巨大な岩が転がってきます。

インディは必死に逃げますが、岩はどんどん速度を増して、彼を追い詰めます。

このシーンはスリル満点で、映画の名場面として有名ですが、本当に岩はインディを追い越すことができたのでしょうか?

検証結果

実は、岩はインディを追い越すことはできなかった可能性が高いです。

岩の直径は約2mで、重さは約4トンと推定されます。一方、インディの走る速度は約10km/hと仮定しましょう。

すると、岩がインディを追い越すためには、岩の加速度が約0.5m/s^2^以上でなければなりません。

しかし、岩が転がる際に受ける摩擦力や空気抵抗は無視できないほど大きいです。

特に、岩が転がる坂道は砂や土でできており、滑らかではありません。

このため、岩の加速度は摩擦力によって大きく減少します。

また、岩は円形であり、回転する際に慣性モーメントが働きます。これも岩の加速度を低下させます。

したがって、岩はインディを追い越すことはできず、むしろインディに置いていかれる可能性が高いです。

もちろん、岩が転がる距離や坂道の傾斜角度によっては、岩がインディに迫ることもあり得ますが、それでもインディが岩に押しつぶされることはないでしょう。

3. マトリックスの弾丸を避けるシーン

出典:Amazon

1999年に公開されたSFアクション映画『マトリックス』。

この映画の中で、主人公のネオは仮想現実であるマトリックスの中で、敵のエージェントから発射された弾丸を避けることができます。

このシーンでは、ネオは背中を反らして、弾丸が飛んでくる軌道を予測して、弾丸をかわします。

このシーンは映画の見せ場の一つで、カッコいいですが、本当に弾丸を避けることができるのでしょうか?

検証結果

実は、弾丸を避けることはほぼ不可能です。弾丸の速度は約1000m/sで、人間の反応速度は約0.2秒です。

つまり、弾丸が発射されてから人間が反応するまでに、弾丸は約200m進んでしまいます。

これは、弾丸が発射された瞬間に人間が弾丸の軌道を完璧に予測できたとしても、弾丸を避けるには十分な時間がありません。

また、弾丸を避けるためには、人間は背中を反らすだけでなく、横に移動する必要もあります。

しかし、人間の移動速度は約5m/sで、弾丸の速度の200分の1です。

したがって、人間は弾丸の軌道から逃れることができません。

では、なぜ映画ではネオは弾丸を避けることができたのでしょうか?

それは、ネオがマトリックスの中で特別な能力を持っていたからです。

マトリックスは仮想現実であり、物理法則はプログラムによって制御されています。

ネオはマトリックスのプログラムを書き換えることができるので、弾丸の速度や軌道を変えたり、自分の反応速度や移動速度を上げたりすることができます。

これによって、ネオは弾丸を避けることができたのです。

最後に

映画の中のシーンについて科学的に検証するのは楽しいですが、映画はあくまでフィクションであり、現実とは異なることも多いです。

映画を見るときは、科学的な正確さよりも、ストーリーや演出、感情などに注目するのが良いかもしれません。

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