ホラー映画は、恐怖とスリルを味わいたい人にとって魅力的なジャンルです。
しかし、中にはあまりにも怖すぎて見るのを躊躇してしまう人もいるでしょう。
- 第1位:エクソシスト(1973年)
- 第2位:シャイニング(1980年)
- 第3位:死霊館(2013年)
- 第4位:悪魔のいけにえ(1974年)
- 第5位:死霊のはらわた(1981年)
恐怖度は、映画のストーリー、演出、映像、音響、評価などを総合的に判断して決めました。
また、各作品のあらすじや見どころ、怖いシーンのポイントも解説します。
※このランキングは、独自の判断に基づいて作成されたものであり、公式なものではありません。
また、ネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。
第1位:エクソシスト(1973年)
恐怖度:★★★★★
あらすじ
12歳の少女レーガンは、母親のクリスと一緒に暮らしていた。
ある日、レーガンは古いオイジャボードで遊んだ後、奇妙な行動をとるようになる。
やがて、彼女は激しい発作や暴言、物体の念動など、超常現象を起こすようになる。
医師たちは原因を見つけられず、クリスはレーガンが悪魔に憑依されていると考える。
彼女はカトリック教会に助けを求め、神父のキャラスとメリンがエクソシスム(悪魔祓い)を行うことになる。
しかし、悪魔は彼らに容赦なく攻撃を仕掛ける。
見どころ
ホラー映画の金字塔とも言える本作は、ウィリアム・ピーター・ブラティの同名小説を映画化したものです。
実話に基づいているという触れ込みで、世界中で大ヒットしました。
当時の観客は、映画館で気絶したり、吐いたり、悪魔に憑依されたと思い込んだりするなど、パニックに陥ったと言われています。
映画の中で見せられるレーガンの変貌や悪魔の声、衝撃的なシーンは、今見ても色褪せない恐怖を与えます。
また、映画の製作や公開にまつわる不可解な出来事や都市伝説も、本作の神秘性を高めています。
怖いシーンのポイント
レーガンがエクソシスムを受けるシーンは、本作のクライマックスです。
彼女の顔は青白く腫れ上がり、目は血走り、口からは泡や血が吹き出します。
彼女は悪魔の声で罵倒や挑発を繰り返し、首を360度回したり、吐いたり、十字架で自傷したりします。
神父たちは水をかけたり、聖書を読んだりして応戦しますが、悪魔はなかなか退散しません。
このシーンは、映像や音響の効果が見事にマッチしており、観る者の心臓をバクバクさせます。
第2位:シャイニング(1980年)
恐怖度:★★★★☆
あらすじ
作家志望のジャックは、冬季閉鎖される山荘ホテルの管理人として雇われる。
彼は妻のウェンディと息子のダニーと一緒にホテルに移り住む。
ダニーには「シャイニング」と呼ばれる超能力があり、ホテルには不気味な存在が潜んでいることを感じていた。
やがて、ジャックは孤独とストレスによって精神が崩壊し始める。
彼はホテルの幽霊たちに操られ、家族を殺そうとする。
見どころ
スティーブン・キングのベストセラー小説を、天才映画監督のスタンリー・キューブリックが映画化した本作は、ホラー映画の傑作として名高いです。
ジャック・ニコルソンの狂気的な演技や、ホテルの内装やカメラワークなど、映画のすべての要素が恐怖を生み出しています。
また、映画の意味やメッセージについては、さまざまな解釈や議論がなされており、観る者の想像力を刺激します。
怖いシーンのポイント
ダニーが三輪車でホテルの廊下を走るシーンは、本作の代表的なシーンです。
ダニーはカーペットと床の境目で音が変わるたびに、不安そうに振り返ります。
やがて、彼は部屋の前に来ると、そこには双子の少女の幽霊が立っています。
彼女たちは「一緒に遊ぼう」と言って、ダニーに近づいてきます。
このシーンは、音楽や編集のテンポが見事にマッチしており、じわじわと迫りくる恐怖と不気味さが詰まっています。
第3位:死霊館(2013年)
恐怖度:★★★☆☆
あらすじ
ペロン一家は、田舎の古い家に引っ越す。しかし、家には邪悪な霊が棲んでおり、一家は次々と恐ろしい現象に遭遇する。
彼らは超常現象の専門家であるウォーレン夫妻に助けを求める。
ウォーレン夫妻は、家には悪魔が憑いており、一家の命が危険にさらされていると判断する。
彼らは教会の許可を得て、エクソシスムを行うことにする。
しかし、悪魔は一家の中の一人を乗っ取って、ウォーレン夫妻に襲いかかる。
見どころ
本作は、ウォーレン夫妻の実話に基づいて作られたホラー映画です。
彼らは数々の有名な超常現象の調査を行ったカップルであり、その中でも最も恐ろしいとされるペロン一家の事件を描いています。
映画は、古典的なホラーの要素を巧みに使って、緊張感と恐怖感を高めていきます。
また、ウォーレン夫妻の愛情や信仰も、映画の感動的な部分となっています。
怖いシーンのポイント
ペロン一家の娘の一人が、クローゼットの中に隠れている悪魔を見るシーンは、本作の怖いシーンの一つです。
彼女は、クローゼットの扉の隙間から、悪魔の手が伸びてくるのを目撃します。
彼女は悲鳴を上げて、姉に助けを求めますが、姉は悪魔を見ることができません。
このシーンは、観る者にも悪魔の姿が見えないことで、想像力をかき立てて、恐怖を倍増させます。
第4位:悪魔のいけにえ(1974年)
恐怖度:★★★☆☆
あらすじ
テキサスの田舎にある古い家に住むレザーフェイスとその家族は、人肉を食べる殺人鬼だった。
ある日、彼らの家の近くにある墓地に祖父の墓が荒らされたという知らせを聞いたサリーとその仲間たちは、現地に向かう。
途中、彼らはヒッチハイカーを拾うが、彼はレザーフェイスの弟だった。
彼は彼らに暴力を振るい、逃げられる。その後、彼らはレザーフェイスの家にたどり着き、次々と惨殺されていく。
サリーは一人生き残り、レザーフェイスとその家族から逃げることができるのか。
見どころ
本作は、実際に起きたエド・ゲインという連続殺人犯の事件をモチーフにして作られたホラー映画です。
低予算で撮影された本作は、リアルな殺害シーンや血しぶきなどをほとんど使わずに、観る者の想像力に訴える手法を採用しました。
その結果、本作は世界中で大ヒットし、ホラー映画の歴史に残る名作となりました。
また、本作は多くの続編やリメイク作品を生み出し、レザーフェイスはホラー映画のアイコンとなりました。
怖いシーンのポイント
レザーフェイスが初めて登場するシーンは、本作の怖いシーンの一つです。
サリーの仲間の一人がレザーフェイスの家に入っていくと、そこには人間の骨や皮で作られた家具や装飾品があります。
彼は驚いて逃げようとしますが、そこにレザーフェイスが現れます。彼はチェーンソーを持っていて、彼に襲いかかります。
このシーンは、レザーフェイスの恐ろしい姿や音、彼の犠牲者の悲鳴などが見事にマッチしており、観る者の恐怖心をかき立てます。
第5位:死霊のはらわた(1981年)
恐怖度:★★☆☆☆
あらすじ
大学生のアッシュとその仲間たちは、山奥の小屋に休暇でやってくる。
そこで彼らは、地下室にあった録音テープと古い本を見つける。
テープには、本に書かれた死霊の呪文を読み上げる声が録音されていた。
彼らはテープを再生すると、死霊が呼び出されてしまう。
死霊は彼らの仲間の一人を憑依させ、殺し始める。
アッシュは死霊に対抗するために、チェーンソーや散弾銃などを使って戦うことになる。
見どころ
本作は、サム・ライミ監督のデビュー作であり、カルト的な人気を誇るホラー映画です。
低予算で撮影された本作は、グロテスクな殺害シーンやコミカルな演出などをふんだんに使って、観る者を驚かせます。
また、本作は多くの続編やリメイク作品を生み出し、アッシュはホラー映画のヒーローとなりました。
怖いシーンのポイント
死霊に憑依された仲間の一人が、アッシュに襲いかかるシーンは、本作の怖いシーンの一つです。
彼女は目が白くなり、口から血を吐きながら、アッシュに噛みつこうとします。
アッシュは彼女を押さえつけて、ナイフで刺そうとしますが、彼女は笑いながら「アッシュ、私を殺すの?」と言います。
このシーンは、死霊に憑依された彼女の不気味な表情や声、アッシュの苦悩などが見事にマッチしており、観る者の恐怖心をかき立てます。
最後に
これらの映画は、それぞれ異なるアプローチで恐怖を描き出し、ホラージャンルの多様性を示しています。
スリルを感じるホラー映画はついつい先が気になって世界に引き込まれますよね。
ホラー映画ファンならずとも、これらの作品は一見の価値があるでしょう。
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