新世紀エヴァンゲリオンの解説と分かりやすい考察【カオルくんって何者??】

新世紀エヴァンゲリオンは、1995年から1996年にかけてテレビ放送されたSFアニメ作品です。

その後、劇場版やリメイク版などが制作され、多くのファンを魅了してきました。

しかし、そのストーリーや設定は非常に複雑で、多くの謎や疑問を残しています。

本記事では、新世紀エヴァンゲリオンの基本的な解説と、私なりの考察を行っていきたいと思います。

目次

新世紀エヴァンゲリオンのストーリー

新世紀エヴァンゲリオンのストーリーは、大まかに以下の11編に分けることができます。

  • 使徒と人類誕生編
  • セカンドインパクト編
  • アダム計画(渚カヲル誕生)編
  • ゲヒルン編
  • エヴァンゲリオン誕生編
  • 碇ユイと綾波レイ編
  • NERV誕生編
  • 使徒襲来編
  • 最後のシ者編
  • サードインパクト編
  • 人類補完計画編

それぞれの編について、簡単に説明していきます。

使徒と人類誕生編

まだ生命が誕生していない頃、大昔の地球に一つの隕石が衝突します。

隕石の名は白き月。

白き月の中には「アダム」「ロンギヌスの槍」「死海文書」が入っていて、のちの南極大陸に落下しました。

地球に降り立ったアダムは使徒を生みます。

この後、もう一度隕石が地球に衝突します。

隕石の名は黒き月。

黒き月の中には「リリス」が入っていて、のちの日本に落下しました。

二度目の隕石衝突をファーストインパクトと呼びます。

ファーストインパクトの衝撃によって使徒は活動を停止。

リリスから出たL.C.Lが海と混ざり生命のスープとなります。

この生命のスープによって生まれた生命が絶滅と進化を繰り返すことで人類が誕生しました。

セカンドインパクト編

西暦2000年、圧倒的な財力で裏から世界の実権を握っていたゼーレは南極大陸で白き月とその中のアダムを発見します。

発掘した裏死海文書の予言から数年後に使徒が活動を再開し、使徒とアダムを接触させると人類が滅亡する事を知ったゼーレは使徒とアダムの接触を防ぐためアダムを卵の状態まで戻して使徒から隠す事を試みます。

その結果起きた大爆発がセカンドインパクトです。

しかし、それはゼーレやゲンドウなど一部の者にしか知られておらずゼーレの隠蔽工作によって世間体では大質量隕石の衝突という事になっています。

アダム計画(渚カヲル誕生)編

セカンドインパクトを起こしたアダムは肉体と魂が分離し、それらはゼーレによって回収されました。

胎児の状態に復元された肉体はスパイ活動をしていた加持リョウジがゼーレから手に入れ、最終的に碇ゲンドウに渡っています。

回収された魂は人型の体に入れられました。

これによって誕生したのが渚カヲル(第17使徒タブリス)なのです。

肉体・魂の両面からアダムを復元する計画のことをアダム計画と言います。

ゲヒルン編

使徒が活動を再開するとアダムに近い存在であるリリスとの接触を図るはずだと考えたゼーレは使徒を迎え撃つべく、黒き月の真上にある箱根を要塞都市化して第3新東京市の建造を開始します。

第3新東京市地下空間であるジオフロントには人工進化研究所「ゲヒルン」が置かれました。
(現在のNERV)

ゲヒルンの所長にはゲンドウが就任しています。

エヴァンゲリオン誕生編

ゲヒルンではアダム再生計画(通称E計画)が進められます。

アダム再生計画とは使徒に対抗するためにアダムのコピーを作る計画で、この計画によって誕生したのがエヴァンゲリオンです。

零号機と二号機以降はアダムのコピーですが、初号機だけはリリスのコピーとなっています。

碇ユイと綾波レイ編

シンジの母である碇ユイはエヴァ初号機の実験で初号機に取り込まれてしまいます。

ユイの死でショックを受けたゲンドウはゼーレに人類補完計画を提唱。

自らも別の補完計画を進めます。

ゲンドウが自らの補完計画のキーとして生み出したリリスの魂を碇ユイのクローンに入れた存在が綾波レイです。

NERV誕生編

ゼーレの幹部キールローレンツを議長とする人類保管委員会はゲヒルンを解体。

全計画の責任者としてゲンドウをNERVの司令に任命します。

NERVはゲヒルンの後継組織として、使徒との戦闘を担当することになります。

NERVの本部は第3新東京市のジオフロントに置かれ、そこにはエヴァンゲリオンやリリスが保管されています。

使徒襲来編

西暦2015年、使徒が活動を再開し、第3新東京市に襲来します。

NERVはエヴァンゲリオンとそのパイロットである碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーの3人の少年少女を使徒との戦闘に投入します。

使徒はそれぞれ異なる能力や形態を持ち、エヴァンゲリオンとの激しい戦闘を繰り広げます。

その中でシンジたちは自分の存在意義やエヴァンゲリオンの正体、NERVやゼーレの目的などに疑問を抱くようになります。

最後のシ者編

使徒の最後の一体である渚カヲルはシンジと出会い、彼に友情を感じます。

しかし、カヲルは自分が使徒であることを知り、リリスとの接触を図ります。

シンジはカヲルを止めるためにエヴァ初号機で戦闘を挑みますが、カヲルはシンジに自分を殺すように頼みます。

シンジは苦悩の末にカヲルを殺しますが、そのことで心に深い傷を負います。

サードインパクト編

カヲルの死後、ゼーレは人類補完計画を発動させるためにNERVを襲撃します。

ゲンドウは自らの補完計画を実行するためにリリスとの接触を図りますが、リリスの魂は綾波レイに移っていました。

レイはゲンドウの補完計画を拒否し、シンジのもとに向かいます。

レイはシンジに自分の選択を委ねます。

シンジはレイとエヴァ初号機を合体させ、サードインパクトを引き起こします。

人類補完計画編

サードインパクトによって、人類はL.C.Lという液体に還元され、全ての魂はリリスと一体化します。

これによって、人類は個人の苦しみや孤独から解放され、完全な存在になります。

これがゼーレが目指した人類補完計画です。

しかし、シンジはこの状態に不満を感じ、自分の意志でL.C.Lから脱出します。

シンジは海岸に打ち上げられ、そこでレイとアスカの姿を見ます。

シンジはアスカの首を絞めますが、アスカはシンジの頬を撫でます。

シンジは泣きながらアスカの首を離します。

アスカは「気持ち悪い」と言います。

これが新世紀エヴァンゲリオンの最後のシーンです。

エヴァンゲリオンの世界を理解するための基礎知識

使徒とは?

使徒とは、エヴァンゲリオンの世界において、人類に敵対する謎の生命体の総称です。

使徒には、第1使徒から第18使徒までの18種類が存在しますが、その正体は、地球生命の始祖である第1使徒アダムと第2使徒リリスの子孫です。

アダムとリリスは、宇宙の創造者である第一始祖民族が作った「月」と呼ばれる生命の種で、それぞれ「白き月」と「黒き月」として地球に飛来しました。

白き月のアダムは、生命の実を持ち、自由に形態を変えることができる生命体を生み出しました。
これが第3使徒から第17使徒までのアダム系使徒です。

黒き月のリリスは、知恵の実を持ち、高い知能と心を持つ生命体を生み出しました。

これが第18使徒リリン、すなわち人類です。

使徒の目的は、地球の支配権を争うことで、知恵の実と生命の実の両方を手に入れ、完全な生命体になることです。

そのために、使徒はNERV本部の地下に磔にされているリリスと融合しようとし、サードインパクトを引き起こそうとします。

人類は、使徒の襲来に対抗するために、アダムやリリスをコピーして作った人造人間エヴァンゲリオンを使って戦います。

ロンギヌスの槍とは?

ロンギヌスの槍とは、エヴァンゲリオンの世界において、第一始祖民族が作ったとされる神秘の武器です。

ロンギヌスの槍は、白き月と黒き月のそれぞれに1本ずつ存在し、月に搭載された生命の種(アダムやリリス)の活動を制御する役割を持ちます。

ロンギヌスの槍は、A.T.フィールドを無効化する力を持ち、使徒やエヴァンゲリオンに対して絶大な威力を発揮します。

また、自在に形を変えることができ、巨大な槍から小さな十字架にまで縮小することができます。

ロンギヌスの槍は、セカンドインパクトの際に、アダムの暴走を止めるためにゲンドウらによって使用されました。

その後、ロンギヌスの槍は、南極のアダムの胎児の手に刺さったままになりましたが、NERVによって回収され、リリスの胸に突き刺されました。

ロンギヌスの槍は、第15使徒アラエルとの戦闘で、シンジが初号機に乗って使用しましたが、そのまま月に飛んでいってしまいました。

その後、ロンギヌスの槍は、ゼーレの手によって地球に戻され、サードインパクトの引き金となりました。

リリスとは?

リリスとは、エヴァンゲリオンの世界において、第2使徒と呼ばれる生命の源です。

アダム系使徒以外のすべての生命の根源と言われ、人間もその末裔であるリリン(第18使徒)です。

リリスは、黒き月とともに地球に飛来し、ファーストインパクトを引き起こしました。

その際に、白き月のアダムとアダム系使徒は眠りにつき、リリスは地球上の生命を創造しました。

リリスは、知恵の実を持ち、高い知能と心を持つ生命体を生み出しましたが、その代償として、生命の実を持たず、寿命が限られた不完全な生命体となりました。

リリスは、NERV本部の地下のターミナルドグマに磔にされ、人類補完計画のために利用されました。

リリスは、サードインパクトの際に、ゲンドウによってアダムの肉体と融合し、巨大な白い姿に変貌しました。

その後、シンジの意思によって、人類の魂を解放し、自らも消滅しました。

アダムとは?

アダムとは、エヴァンゲリオンの世界において、第1使徒と呼ばれる生命の源です。

全ての使徒の起源とされる存在で、南極で発生したとされるセカンドインパクトの元凶です。

アダムは、白き月とともに地球に飛来し、生命の実を持ち、自由に形態を変えることができる生命体を生み出しました。

これが第3使徒から第17使徒までのアダム系使徒です。

アダムは、ファーストインパクトの際に、黒き月のリリスと衝突し、活動を停止しました。

その後、セカンドインパクトの際に、ゼーレと碇ゲンドウたちが葛城調査隊を利用して発生させた人工的なインパクトによって、暴走しました。

その際に、ロンギヌスの槍によって制御され、胎児の姿になりました。

その後、アダムの肉体はゲンドウの手に移植され、魂は渚カヲルとして再生することになりました。

アダムは、サードインパクトの際に、リリスと融合しようとしましたが、シンジによって阻止されました。

綾波レイとは?

綾波レイとは、エヴァンゲリオンの世界において、碇ユイの遺伝子と第2使徒リリスの魂を組み合わせて作られた人造人間です。

レイは、エヴァンゲリオン零号機のパイロットとしてNERVに所属し、使徒と戦います。

レイは、ゲンドウの命令に忠実に従い、自分の存在意義を見出すことができませんでした。

しかし、シンジやアスカとの交流を通して、少しずつ感情を表現するようになりました。

レイは、第16使徒アルミサエルとの戦闘で死亡しましたが、その前に自分の魂の一部を初号機に残しました。

その後、レイの遺体はゲンドウによって処分され、レイは第3のクローン体に移植されました。

しかし、レイは自分の記憶を失い、自分が何者なのか分からなくなりました。

レイは、サードインパクトの際に、ゲンドウによってリリスと融合させられましたが、その際に初号機のレイの魂と再会し、ゲンドウの命令を拒否しました。

レイは、自分の意思でシンジに力を与え、人類の運命を委ねました。

その後、レイは、シンジと共にリリスの体から離脱し、シンジに別れを告げました。レイは、最後に初号機とロンギヌスの槍とともに宇宙に飛んでいきました。

碇ゲンドウとは?

碇ゲンドウとは、エヴァンゲリオンの世界において、NERVの最高司令官であり、碇シンジの父親です。

ゲンドウは、妻である碇ユイの死後、人類補完計画に没頭し、自分の目的のためには手段を選ばない冷酷な人物となりました。

ゲンドウは、ユイの魂が初号機に宿っていることを知り、初号機を人類補完計画の中心としようとしました。

ゲンドウは、セカンドインパクトの際に、アダムの肉体を自分の手に移植し、リリスと融合することで、ユイと再会しようとしました。

ゲンドウは、サードインパクトの際に、リリスと融合しましたが、レイによって拒否されました。

ゲンドウは、最後にシンジと対峙し、自分の罪を認め、シンジに謝罪しました。

ゲンドウは、シンジによって殺されました。

ファーストインパクトとは?

ファーストインパクトとは、エヴァンゲリオンの世界において、約40億年前に発生したとされる地球の大災害です。
このときに、白き月のアダムと黒き月のリリスが地球に飛来し、衝突しました。

その結果、アダムは活動を停止し、リリスは地球上の生命を創造しました。また、地球の地形や気候も大きく変化しました。

ファーストインパクトは、地球の歴史の始まりとも言えます。

セカンドインパクトとは

セカンドインパクトとは、エヴァンゲリオンの世界において、2000年9月13日に発生したとされる地球の大災害です。
このときに、南極で葛城調査隊が発見した第1使徒アダムを、ゼーレと碇ゲンドウたちが人工的に覚醒させました。

その結果、アダムは暴走し、巨大な爆発を起こしました。

その爆発は、地球の軸を傾け、氷河期を引き起こしました。

また、約30億人の人間が死亡し、世界の秩序は崩壊しました。

セカンドインパクトは、人類の歴史の転換点とも言えます。

サードインパクトとは?

サードインパクトとは、エヴァンゲリオンの世界において、2015年12月31日に発生したとされる地球の大災害です。

このときに、ゼーレと碇ゲンドウたちが人類補完計画を実行しようとしました。

その結果、第2使徒リリスと第1使徒アダムが融合し、巨大な白い姿に変貌しました。

その姿は、全ての人間の魂を吸収し、人類を一つの存在に統合しようとしました。

しかし、エヴァンゲリオン初号機が介入し、シンジの意思によって、人類の運命が変わりました。

シンジは、人類の個別の存在を選び、リリスの体から離脱しました。

その後、リリスは自ら消滅し、人類の魂は解放されました。サードインパクトは、人類の歴史の終わりとも言えます。

渚カヲルとは?

渚カヲルとは、エヴァンゲリオンの世界において、第5の使徒と呼ばれる存在です。

カヲルは、第1使徒アダムの魂を持ち、人間の姿をした人造人間です。

カヲルは、ゼーレの命令でNERVに送り込まれ、エヴァンゲリオン弐号機のパイロットとして使徒と戦うことになりました。

カヲルは、シンジと出会い、彼に友情を感じます。また、シンジに自分の正体を明かし、リリスと融合することで、人類補完計画を完成させようとしました。

しかし、カヲルは、シンジの気持ちを考え、自ら死を選びます。

カヲルは最後、シンジに「君が好きだった」と告げ、初号機によって握り潰されました。

しかし、サードインパクトの際に、シンジの前に再び現れ、シンジに励ましの言葉をかけました。

最後にシンジと別れを告げ、アダムとともに消滅しました。

まとめ

新世紀エヴァンゲリオンは、使徒との戦闘を通して人類の存在意義や運命について問いかける作品です。

そのストーリーや設定は非常に複雑で、多くの解釈が可能です。

私なりの考察は以上ですが、これはあくまで一つの見方に過ぎません。

エヴァンゲリオンの魅力は、視聴者が自分自身の思考や感情と向き合うことにあります。

エヴァンゲリオンは、私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。

それは、あなた次第です。

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